SUPER ARTIST
■故- 木村べん 様
-はじめに-
故木村べん氏には少年時代からその画風に憧れを抱いておりました。
今でも氏の絵は私の心を癒し、魅了してやみません。
心よりご冥福をお祈りいたします。
私が最も敬愛するイラストレーターの一人です。
伝説的な雑誌「薔薇族」や「さぶ」の表紙及び挿絵を20年以上手がけていました。
氏の描く青年たちはみな無垢な瞳をしていて、時折少年のような雰囲気が感じられます。
彼らを取り囲む空気は何故か懐かしくて、爽やかで。
彼らはきっと、”青春の日の青年”たちなのでしょう。
-氏が描き続けた理想の若者像-
日に焼けた褐色の肌に映える白い歯、ほんのり火照った頬、
とても力強くてなんだか可愛らしい。
そんな純情な男の子たちが氏の理想像だったのではないかと私は思います。
そして、その子たちは色気を余すことなく引き出され、
ときに哀愁漂い、ときに爽やか描かれています。
あらゆる氏の作品の中でも私は特に、水泳やラグビーなど部活動に励む
学生たちの作品が好きです。
青空の下、春の風の中、夕暮れ時、
いつの日も眩しく輝く若者たちは、まさしく青春の日の幻影です。
その心象風景を眺めていると、
まるで「若葉のころ」を聞いているように、センチメンタルな気分になります。
氏が残していったその子たちは
これからも
時間が止まったまま
ずっと
魅力的です。
-終わりに-
私の製作活動は、氏の絵に大きく影響されています。
「男らしくて、どことなく可愛らしい」「青年と少年の狭間」—
私のテーマは氏の作品からヒントを得ている部分が多く、
勝手ながら大変参考にさせて頂いております。
私が生まれる前から活躍し続けている氏の作品を参考にするのは、正直恐れ多いです。
しかしなにか一つでも氏の残したものを学び、糧にすることができたらと思っております。
■児雷也 様
98年からゲイ雑誌「G-men」での活動を始め、今や「G-men」の顔というべき存在です。
兼業画伯と称しており、本業と両立しながらもこれほどの活躍ぶりは非常に驚きます。
漫画からリアルイラストまで描き、特にリアルイラストの精密さと存在感は圧巻です。
氏の描く肉感たっぷりのいわゆる熊系
(筋骨隆々、濃い体毛、髭)のキャラクターは、全国で愛され、
フランスでも人気を博しています。
エイズ検査促進ポスターにも氏のイラストが抜擢されています。
■田亀源五郎 様
我が日本が誇るゲイ漫画家及びゲイ・エロティック・アーティストです。
世界的に活躍されている方で、児雷也氏も師匠と呼ぶ程です。
日本の男色の歴史を研究、収集し描かれている物語は、非常にリアリティ溢れています。
古き風習や、戦争、震災の背景などがテーマに織り交ぜられており、
ドラマティックで叙情的な話が特徴的です。
エロティックなのはもちろんSM、陵辱、調教などに精通しており、
大柄な男性が泣きながら身をよじる光景が多く描かれています。
私は中でも「長持の中」や「非國民」「父子地獄」のように
少年が虐げられる話を好んでいます。
氏は、精神が奈落していく様を描くのが非常に上手く、
つい深いところまで感情移入してしまいます。
ガツンと殴られるような”どギツイエロティック”と、鋭く刺さる淫乱の針で、
読む者の魔羅に灸を据え、たちまち灼熱大興奮させてしまうのです。
田亀氏の漫画は、どれをとっても面白く、(一部排泄や流血の描写があります)
非常に話が洗練されていて読み応えがあるので、大変おすすめでございます。
■星逢ひろ 様
幼い少年が好きな方(いわゆる正太郎コンプレックス、すなわちショタコン)は、
是非「星逢ひろ」作品をお手にとってみてください。
今ではポピュラー化してきたショタコンジャンルの中で、
氏の漫画は群を抜いていると思います。
描かれる主人公はおもに小学生あたりの少年です。(はっきりした年齢の表記はありません)
少年同士の恋愛や青春の話が主で、大人と子供による営みの話もあります。
全体的にほのぼのした雰囲気で、学生時代のピュアな恋愛物語が氏の十八番です。
凌辱的な表現はなく、殆どハッピーエンドですので、
どなたでも話に馴染みやすいと思います。
氏の少年の描き方は天才的で、
コミカルにディフォルメされているものの、
体のフォルムは柔かくて少年独特の線の細さも押さえています。
体の未熟さ、心の幼さがとても精巧に描かれています。
特に性器の描写は類を見ない描写で、
少年のそれは小さくて若々しく、助兵衛な表現をされています。
いたいけな少年に対して”イケナイ気分”を味わいたい方は「星逢ひろ」作品をご覧下さい。
きっと満足頂けると思います。
※その他におすすめのショタコンイラストレーター
二瀬ひかる氏「Lunatique」(お友達です)、
CORE氏「Daddy Mulk」(現在は閉鎖)、
宗太氏「そうた屋」(現在は閉鎖)
IKK氏「ひとくちサイズ」(幼児受け、女性攻め)
十数年前と比べますと、素晴らしい老舗のサイト様は減少していますが、
新らたに探してみるも良いかもしれません。
※
■旋牙闇霧 様
旋牙闇霧氏も、私が最も敬愛する一人です。
かつての「アポクリファ/偽典」時代からの大ファンでした。
お恥ずかしい話ですが、私が子供の頃によく氏のサイトにお邪魔しておりまして、
親兄弟にコソコソと隠れつつ胸をドキドキさせて鑑賞していた思い出があります。
現在では主にアドヴェンチャーゲーム製作を中心として活躍なさっております。
私も未だに氏への深い愛は冷めることがなく、
新作が出る度にチェックさせて頂いております。
“旋牙闇霧作品”の魅力はなんといっても「雄臭さ」だと思います。
汗だくな男たちの強烈な臭いが悶々と漂う部室のような、
蒸れたサポーター越しの股間の酸味強い芳りのような、、
そんな”雄臭さ”が作品いっぱいに蔓延しています。
作中に登場する男たちはどうしようもなく助兵衛で、
山でも海でも車の中でも所構わず、毛むくじゃらな太腿を擦り合わせて、
腋を嗅ぎ合ったり、菊門に鼻を埋め、
玉袋の下で深く息を吸い込んだり、
幾度もその凶暴な竿をねぶりまわしたり、
ミミズ、こんにゃく、ETC、、。
氏の作品を説明しようとするとどうしても淫語一杯になってしまいます。
申し訳ありません。
これらの素晴らしい氏の作風は、エロティックという言葉の表現よりも、
ど助兵衛、淫乱、官能といった言葉が似合います。
私は氏のキャラクターデザインが個人的にとても好きで、
恥ずかしながら模写練習を何度かしたものです。
可愛らしい”つぶらな瞳”に”筋骨隆々の肉体”、”巨根”と三拍子揃っており、
濃い体毛も男らしく、色々と魅力的な男性キャラクターが多く描かれています。
UndergroundCompaignによるアドヴェンチャーゲームも、
一癖二癖ある魅力的な代物です。
その奥深いストーリーに、一度始めたら止まらない中毒性(良い意味で)が蔓延しています。
私もそんな氏のゲームの虜になった一人です。
UndergroundCompaign製ゲームについては、他の場所に改めて書こうと思います。
■Jin 様
旋牙氏とコンビを組んでいらっしゃる、こちらもまた素晴らしいゲイ漫画・
イラストレーターさんです。
Jin氏といえば、「ケモノ」でしょう。
獣人キャラクターが多数登場してきては、雄同志でひたすら交尾してしまいます。
個人的には虎のディフォルメキャラクターが好きです。
氏の漫画も揃えていて、いつも楽しませて頂いています。
Jin氏の漫画はとにかくいやらしく、野郎が興奮してしまう
急所を的確に突いてくるような、
そんな作品に仕上がっています。
コメントを残す